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投資信託 分配金の仕組み

市場でいつでも売買できる投資信託


 投資信託には、分配金というインカムゲインがあります。例えば、毎月分配型と書かれている投資信託は分配金が月々受け取れるタイプです。投資家としては、ちょっとした収入になり、投資している実感が得やすくなります。

 ただし、投資信託の中には分配金がないものもあります。どちらを選ぶか迷ったときのために、違いを押さえておきましょう。




 

分配金には2種類ある


 まず分配金とは何かというと、投資信託の運用益の一部を投資家に還元するものです。運用益から払われる分配金のことを「普通分配金」といいます。

 ただし、運用結果によっては分配金の額が減ったり、分配金が払われないこともあります。この点が、銀行の利息と異なるところです。

 運用益が出ていないときに分配金を出す場合は、投資信託が集めた資産の中から払わなければなりません。このお金のことを「特別分配金」といいます。

 いずれも投資信託の資産総額から支払われますが、普通分配金は投資の利益ですので受け取る際に税金がかかります。しかし、特別分配金については投資家が投資した資金が分配金として戻ってきているのと同じです。そのため、利益とはならず、非課税扱いになります。




 

再投資型の方が投資効率がよい


 分配金なしの投資信託は、「再投資型」と呼ばれます。このタイプには分配金がありませんのでインカムゲインが得られません。

 そう書くと「損なのでは?」と感じるかもしれませんが、そうではなく、むしろ運用効果としては得になります。

 再投資型は、運用益を再び投資信託の資産に組み入れ、投資(再投資)する仕組みです。

  例えば投資信託の純資産総額が100億円で、今年の運用益が2億円(2%)だったとしたら、純資産総額は102億円になります。

 一方、分配金ありの投資信託は運用益を投資家に還元します。分配金の支払い総額が2億円だったとしたら、支払いを終えた段階で純資産総額が102億円から100億円に戻ります。この2億円の差がポイントです。

 仮に翌年の運用益がどちらも2%だった場合、再投資型は2億400万円の利益を得ます。一方、分配金ありの投資信託は純資産総額が100億円に戻っていますので、利益は2億円です。つまり、分配金となる資金を再投資することにより、より大きなリターンが得られる複利効果となります。

 このような特徴があるため、投資効率を高めたい場合は再投資型を選ぶ方が有利になります。

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