現代詩人二人による往復書簡『世界に投函する』好評発売中

南三陸に居を構え、トゥレット症候群と闘いながら詩作する須藤洋平さん、ヴェネチア、リトアニア、そして日本国内を旅して詩作する三角みづ紀さん。中原中也賞を受賞した現代詩人２人が書簡を交わした記録『世界に投函する』がKindleストアで好評発売中です。

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明後日から、旅です。

すこしは横になることも大切で、

横になってますます自分を俯瞰視すべきで、

わたしはもっと落ち込まなければならない。

絶望の二文字には絶望という意味は含まれていないけれど絶望のように。（三角みづ紀）

しかし、時間って恐ろしいものだね。

あんなにぎりぎりのところで、生活して

きたのに、ロマンチックにため息吐いた

ぐらいにして、コーヒーを飲み干したところ。（須藤洋平）

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個から個へ、個から「外」へと投げだされる手紙。震災後の南三陸から、故郷でない土地から、機内から、ヨーロッパから。２ヶ月にわたって綴られた２人の吐露や苦悩、悲しみや喜びにあふれる手紙。写真家荒谷良一氏による美しいモノクロームの写真とともにお楽しみください。

価格は476円で、iPhone/iPad、Android、Kindle端末各種に対応しています。