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長野県の歴史と地理を学ぶ信州学ライブラリー①『犀川と千曲川』

2013.11.27 | 編集部

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古くは信濃国と呼ばれた長野県は、その歴史と同時に多様な文化の宝庫として知られていますが、その文化を平易に解き明かそうという試みの電子書籍シリーズ、『信州学ライブラリー』が創刊されました。

 

著者の市川健夫氏は、地理学的な知識と確かな歴史認識に裏打ちされた学際的な地域研究に長年取り組み、独特の「信州学」を提唱しています。

 

創刊号となる今回のテーマは『犀川と千曲川』。長野盆地を南北に流れるこの川の流域には扇状地が多く、それらは古代・中世から開発されていて、流水量の多い河川の扇状地ほど水田率が高く、生産力も高いそうです。また、川中島の合戦で知られるように、歴史の舞台となった地域もあります。

 

「“菜の花畑に入日薄れ”ではじまる唱歌『朧月夜』の成り立ちに千曲川が果たした役割とは?」「千曲川流域でリンゴ栽培が盛んなのはなぜ?」など身近な切り口で長野県有数の大河・千曲川を解説した本書を読んでいると、歴史と地理は不可分の関係にあることがよく分かります。

 

価格は238円でiPhone/iPad、Android、Kindle端末各種に対応しています。長野県の歴史と地理が知らず知らずのうちに身に付く『信州学ライブラリー』を是非ともお読みください。

 

【目次】
●善光寺平を流れる千曲川 ?肥沃な沖積平地?
・沖積平地が発達している善光寺平
・千曲川沖積地の土地利用
・地割慣行地と条里制遺構水田
・千曲川の原風景
●奥信濃を流れて下る千曲川
・通船が盛んだった千曲川
・世界有数の豪雪地帯
・飯山盆地の原風景
・信越国境ではなく、越後川口まで千曲川
●犀川流域誌 ?日本アルプス最大の河川?
・神河内の自然とアルピニズム
・松本盆地をうるおす諸河川
・筑摩山地を貫いて流れる犀川
・川中島平をつくる犀川
●長野盆地の自然と土地利用 ?その風土の歴史地理学的考察?
・はしがき
・扇状地地形の卓越
・千曲川沖積地の土地利用
・内陸性気候と土地利用
・むすび