図は14時15分ごろの局面。室谷女流二段が端を逆襲したところです。棋士室では奨励会員によって先手持ちの見解も出ていた本局ですが、後手玉に嫌みがつき始めたことで、難解の見解に変わっています。


（朝、対局開始を待つ室谷女流二段）

（潤）

図は里見女流五冠が端にと金を作られた代償に王手銀取りの角を放ったところ。以下▲２八玉としたところで、里見女流五冠は考えています。


（朝の里見女流五冠）

（潤）

図は14時50分ごろの局面。里見女流五冠が銀を取らずに△１四香と端にプレッシャーを掛けたところです。対して室谷女流二段は16分ほど考えて、▲２一とと攻め合いに出ました。


（里見女流五冠は座布団の上にカイロを置いて対局に臨んでいる）


（大阪の空はどんよりした雲に覆われていた）

（潤）


 

図は15時25分ごろの局面。里見女流五冠は角を逃げずに△６五銀と援軍を送りました。対して▲６六金は△同銀で先手玉に詰めろが掛かります。室谷女流二段にいいしのぎの順はあるでしょうか。


（朝の室谷女流二段）

（潤）

図は里見女流五冠が８四にいた飛車を５四に回って香にぶつけ、寄せを目指したところです。豪快な一手で、決め手になっていてもおかしくありません。

（潤）