▲6六金に攻防に利いていた馬をバッサリ切った局面。玉が堅く居飛車優勢といわれていたが、スッパリ上田女王が決めるのか。ここから長谷川女流二段が粘るのか。△3七馬に▲同銀△6八竜と進行した。竜と馬の両取りで仕方なく切ったのか決めに出たのか。
(吟)
△6七竜(図)を見て長谷川女流二段が投了を告げた。▲5七金は△5六角まで、▲3八玉は△4七角▲3九玉△2九金までの詰み。終局時刻は16時50分。消費時間は▲長谷川2時間40分、△上田3時間。勝った上田女王は第1局に続いての連勝で、初防衛へあと1勝と迫った。
(文)