16時前、西山女王が粘っていますが、加藤桃女流三段は上部に強大な厚みを築き、後手陣に攻めかかりました。あとは決める手があるかどうか。手堅く指すなら▲9七歩もあります。
(康太)
図の局面で西山女王が投了を告げました。終局時刻は16時45分。消費時間は、▲加藤桃2時間52分、△西山2時間51分。五番勝負第1局は加藤女流三段が先勝しました。第2局は4月16日(木)東京都渋谷区「将棋会館」で行われます(山梨県甲府市「常盤ホテル」を予定しておりましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため変更となりました)。
(八雲)
(終局直後の加藤桃女流三段)
加藤桃女流三段へのインタビュー
――一局を振り返って、いかがでしたか。
加藤桃女流三段 最初は模様がいいかなと思ったんですけど、具体的によくする順が難しくて……。最後もすっきりした順がわからなかったです。
――どのあたりで勝ちを意識しましたか。
加藤女流三段 最後の局面もちょっと……。うーん、勝ちやすいかなとは思っていたのですが、わかっていませんでした。
――開幕戦を制しました。2局目以降の豊富を教えてください。
加藤女流三段 本局はのびのびさせたと思うので、次も持ち味が出せたらと。それと先後が決まっているので、しっかり対策を立てて臨みたいと思います。
――ありがとうございました。
西山女王へのインタビュー
――西山女王、一局を振り返っていかがですか。
西山女王 途中でうっかりがあり、ちょっとずつ苦しいかなとは思っていました。
――第2局への抱負をお願いします。
西山女王 変わらずに、体調を整えて臨みたいです。
--ありがとうございました。
(同じく西山女王)
(康太)