12時40分、対局が再開されました。


（里見咲女流初段は、休憩中もほとんど盤から離れなかった）


（長谷川女流二段は12時35分頃、対局室に戻った）


（対局再開の旨を告げられても、長谷川女流二段はじっと考えていた）

（武蔵）

昼食休憩後、長谷川女流二段は△６七歩成と攻め合いました。ここから▲６四角△同銀▲６七金△９四角▲７四飛△６三銀に▲８二飛と、里見咲女流初段も一歩も引かない進行になりました。


「厳しいのでは」との声が棋士室で囁かれましたが、長谷川女流二段は△７二金▲同飛寄成△同銀▲６四飛△６三歩と２枚換えを甘受します。


しばらくは里見咲女流初段が攻め、長谷川女流二段が受けに回る展開になりそうです。


（考慮中の里見咲女流初段）

（武蔵）

図は後手が△７八銀と打った局面。▲８五銀は△８七銀成が当然ながら厳しい。急所の金を得した銀で攻めて、後手が勝勢だ。

（ビシビシと指し進めて、勝勢の局面を築いた西山奨励会三段）
 

（吟）

図の局面で竹部女流三段が投了しました。終局時刻は13時32分。消費時間は、▲竹部２時間６分、△西山45分。

（紋蛇）

棋士室とは、棋士や奨励会員が練習将棋や対局の検討を行う場所です。昼夜問わず、多くの人が訪れてにぎわいを見せます。
13時45分頃、棋士室では菅井竜也王位が奨励会員と練習将棋を指しています。また、同じく棋士室を訪れている竹内雄悟四段は本局の進行を確認して、「先手のほうが勝ちやすそうです」とのコメントを残しました。


（菅井竜也王位）


（竹内雄悟四段）

（武蔵）