[将棋]マイナビ女子オープンブログ|将棋情報局

将棋情報局

時刻は13時を回りました。ここまでの流れを振り返ってみます。

中央で先に動いたのは後手番の甲斐女流五段。ただ、この仕掛けは軽いジャブ程度の雰囲気でした。

局面が大きく動いたのは上図の▲5五銀。穴熊の堅さを頼りに思い切ったさばきに出ました。

飛車角4枚が交換となって、現局面の駒割りは飛車桂と角香の交換。控室を訪れた棋士の評判は後手の振り飛車持ちといわれています。ただ、穴熊が堅いため、ここからしばらく先手の攻めが続きそうです。その攻めの成果次第で、趨勢が決まりそうです。

加藤桃女流五段が強気の攻めに出た。

甲斐女流五段はここしばらくの先手の攻めをしのげば有利になりそうと見られている。

(八雲)


両者ともに早めに盤の前に戻っていた。




再開が告げられると加藤桃女流三段はすぐに▲9五歩と端を攻めた。

端攻めを予想していたのだろう。甲斐女流五段はすぐに△9五同歩と応じた。

(八雲)


休憩中の対局室。

休憩時の盤面(手前が先手)。

先手の玉将。

後手の王将。

(八雲)


12時、図の局面で加藤桃女流三段が12分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲加藤桃53分、△甲斐1時間6分。昼食の注文は加藤桃女流三段が「チキンきのこあんかけ弁当」(鳩やぐら)、甲斐女流五段は注文ありません。対局は12時40分に再開します。写真は両者の朝の表情です。



(八雲)


振り駒で手番が決まり、対局開始時刻を待つ。

定刻の10時に対局が開始された。

加藤桃女流三段の初手は▲2六歩。

甲斐女流五段は△3四歩と応じた。

盤側には中央に角竹輝紀・株式会社マイナビ出版代表取締役社長、向かって左に粟井俊介・株式会社マイナビ社長室長が座り、対局開始を見守った。

10時30分の局面。
後手の三間飛車に先手は銀冠から穴熊を目指しています。序盤は駒組み合戦が続きそうです。

(八雲)