――本局を振り返っていがかでしたか?
石橋 ある程度、展開通りには出来たと思うのですが、ハッキリしない局面が続いて難しかったです。
――優勢になった局面はどのあたりでしょう?
石橋 気持ち的には指せているのではないかと思っていたのですが、際どいというか難しい変化が多かったので......。1手違いで最後まで分からなかったです。
――ベスト4進出でシード権獲得です。
石橋 (シード権獲得については)とりあえずホッとしています。
――まだ相手は決まっていませんが、準決勝の抱負をお願いします。
石橋 まだ、もう1局指せるというのが大きな喜びですので、感謝の気持ちも含めて一生懸命指したいと思います。
――本局を振り返っていがかでしたか?
古河 矢倉戦は予定していなくて。もしかしてとは思っていたのですが。
――角道を止められたからということですか?
古河 そうですね。角道を止められて、振り飛車で来るのか矢倉か、ちょっと分からない局面が続いて。ただ矢倉は得意ではないですが嫌いではないので。難しい局面が多くて、楽しめました。
――ポイントになった局面は?
古河 ▲6四歩と突かれ△5五歩と打って、ここで勝負が決まるなと思って指していて、負けたらその辺りがまずかったのかな感じていました。
(吟)
▲石橋幸緒女流四段-△古河彩子女流二段戦は、139手にて石橋女流四段が勝ちました。
終局時刻は16時53分、消費時間は▲石橋2時間57分、△古河3時間。
△7一香と古河女流二段が打った局面。竜取りであり、逃げれば7七の銀を射程に入れている反撃含みだ。「打った。クライマックスですね」と上田女王。▲3三金△同玉▲2二角△3二玉に▲6二竜で先手よしとの形勢判断だが、その差は微差のようだ。
棋譜コメントにある『古河の驚異的な粘りが続く』を見て、佐藤(慎)四段・上田女王ともに「たしかに」と声を揃える。「これだけ粘られるとイヤですよね」と上田女王は言葉を続けた。
(吟)
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