
18時からは、関係者のみでの夕食会が開かれました。
(マイナビ出版代表取締役の角竹氏からあいさつ)
今日は少し天気がぐずつきましたが、明日は晴れると伺っています。素晴らしい天候、素晴らしい風景の中で、素晴らしい対局が繰り広げられることを祈念しております。
(乾杯の発声は日本将棋連盟常務理事の森下九段が行った)
全国のファンが待ち望んでおられます。正々堂々と正面から戦うような将棋を期待しております。
(笑顔を見せる両対局者)
(乾杯)
(両対局者が明日に向けての意気込みを述べる。まずは西山女王)
明日はいただいた最高の対局環境に自分の出来る限り応えられるように、気を引き締めて頑張りたいと思います。
(続いて甲斐女流五段)
常磐ホテルさんには初めて伺いました。趣あるお部屋やお庭を拝見して、こうしたところで対局できるのは幸せなことだとしみじみ感じました。第1局を終えて、西山女王の懐の深さや豪快さ、しなやかさといった、たくさんの魅力を感じました。第2局は自分の力を出しきって、精一杯対局に臨みたいと思います。
(両対局者は、決意表明を終えたところで退室。夕食は自室で取った)
(夕食会の最後に、立会人の飯野八段から締めの言葉があった)
昔、将棋界の先人が「将棋は人生の縮図なり」という言葉を残してくださいました。明日の意気込みを聞いていると、西山女王は堂々として風格が出てきました。今日の甲斐女流五段は、とても穏やかな表情に見えました。人生も将棋も、一歩歩き始めれば千差万別です。今回のシリーズは甲斐さんにとって、少し違った雰囲気の中ですが、これが人生、一局の将棋だと思って話を聞いていました。また、「棋は対話」という言葉もあります。間近で見るのは最後になるかもしれない甲斐さんの対局姿を目に焼きつけて、盤上でどのような語らいをするのかを見守りながら、立会人の責任を果たしたいと思います。
(睡蓮)
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