▲北村－△長谷川戦は16時１分、97手で北村女流二段の勝ちとなりました。消費時間は▲北村２時間19分、△長谷川３時間０分（チェスクロック使用）。勝った北村女流二段は本戦２回戦に進出。次戦で上田初美女流四段－山根ことみ女流二段戦の勝者と対戦します。

（潤）
 

図は北村女流二段が▲６八同銀と打ち込まれた銀を取ったところ。以下△同歩成▲同金△７九銀▲同玉△８七角成には▲７八銀や▲７八金と受けて先手が余しています。かといってここで△７八角成▲同玉△８九角▲同玉△６八歩成と攻めるのも▲６一角や▲６四桂が詰めろになって厳しく、現局面は先手が勝勢になったようです。

（潤）

図から北村女流二段は▲７二角成と角を切って踏み込んでいきました。以下△同金▲４五桂△６二銀までパタパタ進み、北村女流二段が考えています。残り時間は北村女流二段が52分ほど、長谷川女流二段が31分ほどで、秒読みで終盤戦を迎えることになりそうです。

（潤）

角交換となって局面が動き出すと、長谷川女流二段は△１四角と金取りにスナイパーの端角を放ちました。東八段は「居飛車にとって嫌な局面になったように思います。いかにもぴったりの角打ちですし」と、好打であるとの見解を示しました。

（長谷川女流二段はスナイパーの端角で局面をよくしにいった）

（潤）

図の▲３七桂に北村女流二段は40分を超える長考。以下、△６五歩▲５六歩△６四銀（下図）までパタパタと進みました。長考がありましたが本格的な戦いはまだ始まっていません。

（北村女流二段は40分を超える長考の末、▲３七桂と右桂を活用した）

（潤）