▲石本－△伊藤沙戦は、伊藤女流四段の勝ちとなりました。終局時刻は15時32分。消費時間は☗石本２時間52分、☖伊藤１時間59分（持ち時間は各３時間、チェスクロック使用）。
勝った伊藤女流四段は２回戦進出。次戦で福間香奈女流五冠と対戦します。

（玉響）

局面は終盤戦。図で△４七歩成が絶好の一着でした。対して▲同飛は、△５七歩成が飛車取りと△３九竜の両狙いで後手勝勢です。

（玉響）

10月１日にグランドオープンしたばかりの「棋の音（きのね）」をのぞきに行きました。新将棋会館にある「棋の音」は道場、ショップ、カフェの３つで構成された施設です。


（通りがかった人も、足を止めて中の様子を眺めていた）


（道場）

(ショップ)

（カフェ）

(ショップとカフェの間には、対局室を模したスペースがあった）


（玉響）

図は13時30分頃の局面。先手は穴熊が完成しましたが、現状は５六金が使いづらい格好です。仮に▲４五金と出ると、△３三歩で金が立ち往生してしまいます。
また、大駒の働きも気になるところです。後手は△８四角や△７三角が好位置になりやすいですが、先手の角は４四歩で止まっており、攻め方に工夫が求められます。
これらの要素を鑑みると、現状は後手に不満がないといえそうです。伊藤女流四段は銀冠を得意にしており、それを生かす戦い方も熟知しています。


（伊藤女流四段）

（玉響）

12時40分、対局が再開しました。

（再開後、伊藤女流四段はすぐに△５一角を着手した）

（石本女流二段はすぐに指さず、盤上を見つめていた）




（玉響）