(終局直後の様子)
(激戦を制した清水女流六段)
【清水市代女流六段インタビュー】
--一局を振り返ってください。
「後手番ながら積極的にいこうという方針でしたが、中盤で得をしようとして何となく損をした展開になってしまいました。先手の成銀が思った以上に大きかったのが誤算でした」
--中盤は苦しかったのでしょうか?
「先手の成銀が働くようになって少しずつ苦しくしてしまって。右桂までさばかれてしまったので……」
--逆転したのはどのあたりですか?
「ずっと悪いと思っていて。最後は一手違いになればと思っていましたので。(少考して)どこでしょう」
--2回戦の抱負をお願いします。
「終わったばかりで、難しい将棋でしたから何も……。ゆっくり作戦を練りたいと思います」
(敗戦を振り返る伊藤女流二段)
【伊藤沙恵女流二段インタビュー】
--一局を振り返って下さい。
「序盤はうまくいってないと思って指していましたが、すぐにつぶれる形ではなかったですから。時間が経てばこちらの駒が使えてくるので勝負になると思っていました。(終盤は)難しいと思って指していました。どこかで勝ちがあるのかもしれませんが、見つけることができませんでした」
(琵琶)
図の局面で清水女流六段が△5五角▲同馬△同竜と決めに出ました。後手の駒が躍動しています。
(琵琶)