[将棋]マイナビ女子オープンブログ|将棋情報局

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(12時過ぎの特別対局室。加藤女流三段の姿があった)

(独楽)

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12時、この局面で加藤女流三段が18分使って昼食休憩に入りました。消費時間は、▲西山43分、△加藤1時間16分。昼食注文は西山女王が「エビフライ定食」(ふじもと)、加藤女流三段が「まぐろづくし(並)+納豆巻2本」(千寿司)でした。対局は13時から再開されます。

(西山女王注文のエビフライ定食)

(加藤女流三段注文のまぐろづくし(並)+納豆巻2本)

(独楽)

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図の局面の△6五角は、単調になりやすい手と田中寅九段は見ているようです。▲8一飛成としたとして、(1)△5六歩には▲6六角の味がいいが、(2)△3八角成としても▲同金△4七銀は▲4八歩で受かりそうです。形勢も先手がよくなったかもしれないとの見解です。

(対局立会人の田中寅九段)

(独楽)

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11時を過ぎる前に、飛車交換となり、先手が8三に先着。この五番勝負は、序盤は早いペースで過ぎ去っていっています。「この決断のよさが二人のよさですからね」と対局立会人の田中寅彦九段。
図はどちらも大駒だけさばけそうな状況。先手は手番と桂香の取りやすさ、後手は玉の堅さが主張です。


(西山女王が飛車を先着)

(加藤女流三段は図から△5六歩として角をぶつける)

(独楽)

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今シリーズは先手が3連勝しています。対局者は先手が得意ということはあるでしょうか。手元のデータベースで両対局者の先後別勝率を調べました。

西山女王   先手勝率73.4%、後手勝率61.9%
加藤女流三段 先手勝率63.1%、後手勝率67.1%
(データは4月16日分まで。女流棋戦、公式戦の合計)

どれも好成績ですが、西山女王は7割を超える先手勝率の高さ、加藤女流三段は先手勝率より後手勝率が高い点がそれぞれ目を引きます。本局は西山女王が先手、加藤女流三段が後手。両対局者とも得意としている部分でぶつかっているようです。


(写真は定刻になり、礼をして対局を開始している様子)

(独楽)