逆転模様と見られていた本局ですが、先手がリードする具体的な手段が見つからず、いつのまにか後手の攻めの厳しさが増しています。
「現局面ははっきり後手がよくなっています。こうなってみると、先手が盛り返したとはいえ、後手の△５五角から△６四角と歩を払った順が最善で、逆転には至っていなかった感じです」（渡辺大夢四段）

（八雲）

図は15時過ぎの局面。
逆転模様といわれていましたが、前図の▲６四歩に△５五角の王手から歩を外したのがいい頑張りになって、踏みとどまったといわれています。局面はほぼ互角で、ここからが勝負どころになりそうです。

（八雲）

図の▲６五銀に室谷女流二段は△７七金と飛車を見捨てる強手を放ちました。以下▲５四銀に△２五桂とアクロバティックに立ち回りましたが、これがやや指し過ぎだったようで、先手にチャンスが巡ってきます。


図は14時40分過ぎの局面。手番の回ってきた先手が反撃に出ています。
「これはもう一手違いの将棋になっていますね。形勢不明で、もしかしたら先手がよくなっているのかもしれないぐらいです」（渡辺大夢四段）

（八雲）

将棋会館１Ｆの売店。新商品やおすすめ品を紹介します。


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扇子の新商品、谷川浩司九段。


こちらは塚田泰明九段が一家で登場。


近年、巷で流行中のふろしきも新発売。

（八雲）

14時10分頃の局面。
タイミングよく反撃に出た後手がそのまま猛攻に出ています。先手は一気に形勢に差をつけられかねない危険な局面。ここを辛抱できるかどうか。

（八雲）