禁断のオッサン流振り飛車破り|将棋情報局

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講座 対振り飛車

禁断のオッサン流振り飛車破り

発売日:2016-05-25

販売元:マイナビ出版

判型:四六判

ページ数:224ページ

難易度:初級~中級

ISBN:978-4-8399-5952-4

★サイン本は終了しました。たくさんのご注文、誠にありがとうございました。


一つ、オッサンは流行戦法で勝負しない

一つ、オッサンは細かい手順を気にしない

一つ、オッサンは取れる駒は取る

本書で解説されるのは若手の最新研究とは対極に位置する「オッサン流」の振り飛車破りです。
プロの実戦で現れることは少ないマイナー作戦ではあるものの、実際は非常に優秀で、スペシャリストになれば勝ちまくることも十分可能という代物です。

本書の構成は以下のようになっています。

第1章 ゴキゲン退治 盛り上がり戦法
第2章 四間飛車退治 鳥刺し戦法
第3章 四間飛車穴熊退治 ホラ囲い
第4章 石田流退治 棒金戦法

中飛車、四間飛車、三間飛車と一通りの振り飛車に対して神谷八段がユニークな作戦を紹介してくれます。特にゴキゲン中飛車に対する盛り上がり戦法は神谷八段のオリジナル。はやりの「超速」とは一風違います。右銀が▲3七銀→▲4六銀と出て行く前に左銀を▲6八銀→▲7七銀→▲6六銀と前線に繰り出すのです。金銀で中央を制圧する雄大な構想には現代将棋では味わえない快感があります。

鳥刺しや棒金をご存知の「オッサン世代」の方はもちろん、たまには居飛車穴熊以外の楽しい対振り戦法を指してみたい若い世代の方にもオススメの一冊です。

また、特筆すべきは神谷八段の原稿の面白さ。ここまでユーモアの利いた戦術書はこれまでにない、といって過言ではありません。

以下にまえがきを転載します。本書で神谷流のとっておきの振り飛車破りをマスターしてください。

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まえがき(本書の正しい使い方)
 この本を読んだら早速将棋大会やネット対局で使ってみる。
 その際うまくいったときは喜び、棋友に「良書だ、ぜひ買って読め」と勧める。
 うまくいかなかったときは自分の力が足りなかったと考え、著者や出版社を恨んだりしない。
 読み終わった後、オッサンらしくコンピュータ操作が苦手なことを自覚してネットオークションに出したりは絶対にしない。
 オッサンらしく読み終わった数ヵ月後に読んだこと自体を忘れて再び購入する。
 できればこれを数回繰り返す。
 以上です。
     八段 神谷広志

著者プロフィール

  • 神谷広志

    神谷 広志(かみや・ひろし)
    1961年4月21日生まれ 静岡県浜松市出身
    1975年5級で(故)廣津久雄九段門
    1978年 初段
    1981年 四段
    2014年5月1日 八段
     昭和55年度にプロとなった強豪「55年組」の一人。受けに定評のある粘り強い棋風。
     1983年、第7回若獅子戦準優勝。1984年、第3回早指し新鋭戦準優勝。1987年の2月から8月にかけて、公式戦28連勝の記録を樹立(歴代1位)。竜王戦は1組1期。順位戦はB級1組通算6期。
     著書に「奇襲虎の巻」「居飛穴なんかコワくない」(マイナビ出版)などがある。