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第8期 >> 五番勝負第3局

終局直後

2015.05.07

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(終局直後の様子)


(インタビューを受ける上田女流三段)
【上田女流三段インタビュー】
――本局は四間飛車で美濃囲いでした。これは予定でしょうか。
「そうですね、はい。美濃囲いになるかどうかは、展開次第だと思っていたのですが。▲6六銀(21手目)と出る形になったら、今回は美濃囲いでいってみようかなと」
――4筋から動いて▲4八飛(39手目)とぶつけられて激しい展開になりましたが、このあたりはいかがでしたか。
「若干、模様はいいかなと思ったのですが、やっぱりちょっと薄いので難しかったです。普通に組むよりは大分得をしているかなとは思います」
――銀を引いて(46手目△6三銀引)堅くなって、そこから攻めが続いた形でしたが、優勢を意識した局面はどのあたりでしょうか。
「早い段階で指しやすくなったとは思ったのですが、実際に勝ちに繋げるのは難しくて。寄せ切れると思ったのはかなり後のほうでした。香を設置(56手目△8四香)したのがちょっとおかしかったかなと。先に歩とかたたいたほうが(△4七歩)良かったのかなとか。ちょっと本譜ははっきりしない感じがしたので」
――勝ちを意識した局面となると。
「△6九馬(76手目)と入ったところですかね。受けの利かない形だと思いますので、そのあたりは勝ちになったかなと思いました」
――これで1勝を返して、反撃開始という形になりました。第4局への抱負をお願いします。
「後がないのは変わりませんので、一局一局頑張りたいと思います」


(加藤女王)
【加藤女王インタビュー】
――戦型は想定内でしたか。
「はい」
――▲6六銀(21手目)と上がるまでは予定でしょうか。
「そうですね」
――▲4八飛(39手目)とぶつけて激しくなりましたが、形勢はどうみていましたか。
「互いに強い手を指しているので、しょうがないかなと思ったのですが、▲4八飛はやりすぎたなと思いました」
――それ以降の展開はどうみていましたか。
「ずっと自信がないといいますか、なかなか崩せなくて。▲4八飛とぶつける時点で読みが甘かったなと」
――第4局の抱負をお願いします。
「もう一局指せるので、調子を整えて頑張りたいと思います」


(インタビューが終わり、感想戦が始まった)

(八雲)