夕方に入り、局面は終盤に差し掛かったところです。
控え室では、中盤で優位を築いた里見女流四冠がそのままリードしているとみられています。「▲4五馬と引いた形は▲7二歩や▲8三歩の攻めがあります。後手は全部受けるのは難しいです」と久保九段。後手に飛車を持たれていますが馬の位置がよく、歩の小技も利く形で先手が指しやすいようです。
(取材陣に向けて局面の解説をする久保九段)
(控え室には関係者からの差し入れが多く届けられている。写真はそのうちの1つ、備前名物「大手まんじゅう」。ほんのり甘酒の香りのするお菓子である)
(若葉)