斎田女流五段は玉頭めがけて攻めていく。しばらくは矢内女流四段が受けに回るか、玉頭方面から切り返す展開になるかと思われた。ところが矢内女流四段は一閃、△8六歩▲同歩△同角(図)と斬り込んでいく。ここでは▲8八飛が手筋の受けで、後手も働いていなかった飛車を相手にするだけに一瞬「おや」と思ってしまう。ところが△8三香(下図)という必殺の手があった。
これで次に角を動かせば、香の利きが強烈に通ってくる。部分的には受けがない形だ。矢内女流四段は機敏な反撃で、どうやらかなりのリードを奪ったようだ。
(文)
斎田女流五段は玉頭めがけて攻めていく。しばらくは矢内女流四段が受けに回るか、玉頭方面から切り返す展開になるかと思われた。ところが矢内女流四段は一閃、△8六歩▲同歩△同角(図)と斬り込んでいく。ここでは▲8八飛が手筋の受けで、後手も働いていなかった飛車を相手にするだけに一瞬「おや」と思ってしまう。ところが△8三香(下図)という必殺の手があった。
これで次に角を動かせば、香の利きが強烈に通ってくる。部分的には受けがない形だ。矢内女流四段は機敏な反撃で、どうやらかなりのリードを奪ったようだ。
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