五番勝負開催に向けて、記者会見が行われました。

森下卓・日本将棋連盟理事が挨拶。

挑戦を決めた西山三段。
【西山朋佳奨励会三段の談話】
――五番勝負に向けた抱負をお願いします。
「以前に五番勝負を戦ったときは、こうしておけばよかったという課題がたくさんありましたので、今回はそれを踏まえて、精一杯力を出しきって挑みたいと思っています」

【加藤女王の談話】
――今回の五番勝負は通算５期で永世女王が懸かります。そこに向けての意気込みをお願いいたします。
「もちろん、永世女王は狙いたい、なんとかして防衛したいと思っています。ただ、タイトル戦自体は、ノビノビと指したいとも思っています。自分らしい将棋を指せるのが一番いいかなと」

記念撮影。

【五番勝負日程】
第１局　４月10日（火）神奈川県秦野市「陣屋」
第２局　４月25日（水）山梨県甲府市「常磐ホテル」
第３局　５月16日（火）福島県郡山市「華の湯」
第４局　５月24日（木）東京・将棋会館
第５局　６月５日（火）東京・将棋会館

（八雲）
 

五番勝負に進出した西山三段の勝利者インタビューです。


（八雲）
 

感想戦の様子。







（八雲）

98手で西山奨励会三段が制して、加藤桃子女王への挑戦を決めた。終局時刻は16時25分。消費時間は、▲岩根３時間０分、△西山２時間36分。五番勝負は４月10日（火）神奈川県秦野市「陣屋」で開幕する。

（吟）

16時20分の局面。
先手は▲８三角と打って詰めろをかけましたが、ここは後手勝ち筋に入っていると見られています。具体的には△７二香と受けて、▲７三銀なら△８六角▲６八歩△８九飛と連続王手で合駒を要求して先手に金を使わせれば△７三香と取って勝ち。ほかの筋も、先手玉が王手に弱い形のため、うまくいかないようです。

（八雲）