西山朋佳女王に福間香奈女流五冠が挑戦する、第18期マイナビ女子オープン五番勝負。1勝1敗のタイで第3局を迎えました。天王山の一局を制するのはどちらでしょうか。
対局は神奈川県藤沢市「時宗総本山 遊行寺」で5月18日(日)10時開始。持ち時間は各3時間(チェスクロック)、使い切ると1手60秒未満での着手となります。先手番は福間女流五冠です。昼食休憩は12時から13時まで。立会人は木村一基九段、記録係は伊藤明日香女流初段が務めます。
13時より開始される大盤解説会の模様は、楽天が運営する「Rチャンネル」と「日本将棋連盟YouTube」でも配信されます。
中継は、棋譜コメントを琵琶、ブログを紋蛇が担当します。どうぞよろしくお願いいたします。
関係者による顔合わせ会の模様です。
(柏木直之・株式会社マイナビ社長室コーポレートコミュニケーション統括部統括部長)
「株式会社マイナビは『未来が見える世界をつくる』というパーパスを掲げていまして、それに合う活動に多く協賛をさせていただいております。 マイナビ女子オープンを通じて将棋業界の全体と藤沢市全般の発展につながれば大変うれしく思います」
(西尾明・日本将棋連盟常務理事)
「遊行寺対局がマイナビ女子オープン第3局として定着しております。
開催にご尽力いただいております藤沢市観光協会様、遊行寺の皆さまには改めて感謝申し上げます。 3年前にお邪魔したときも雨が降っておりました。写真撮影のときなど、こうした天候であっても雨の音が心地よく聞こえて心が落ち着きました」
(角竹輝紀・マイナビ出版代表取締役社長)
「第2局からひと月ほどが経ちまして、第3局を無事に迎えることができました。
その間に西山女王の体調が心配されましたが、先日の万博イベントに主演されている写真を拝見して少しホッとしました。
福間女流五冠は対局でお忙しかったと思いますが、活躍をされて第3局を迎えられました。コラボしている『永世乙女の戦い方』最新12巻ではちょうど第3局が始まっているところです。明日の対局が物語になるような素晴らしいものになることを祈念しております」
(湯浅裕一・藤沢市観光協会会長)
「あっという間に1年が経ちました。マイナビ女子オープンが藤沢の5月の風物詩としてすっかり定着しました。
おふたりがそろって藤沢にお見えになるのは、3年前のマイナビ女子オープン以来になります。
女流棋界のトップ2のおふたりには素晴らしい熱戦を期待しておりますし、楽しみにしております。
対局が終わって月曜日には藤沢の人気観光地の江ノ島で対局の疲れを取ってリラックスしていただければと思っております」
(遊行七十五代 他阿一浄上人)
「3年前に雨が降っていた話をされていましたが、原因は私かもしれません。どこにいっても雨に降られているんですよ。せっかくの機会だというのに申し訳ございません。今回は庭園を整備しました。対局中にリラックスをしてホッとしていただけるのかなと思っております。藤沢の地に伝統のある将棋が定着して本当にうれしく思っております」
(西山朋佳女王)
「今回も大盤解説会を大々的に開催していただけるとのことで、対局者としてうれしく光栄に思っております。 少し心配をお掛けしましたが、体調(の回復)が第3局に間に合ってよかったです。 五番勝負は佳境を迎えていますが、引き続き頑張りたいと思っております」
(福間香奈女流五冠)
「明日から第3局が始まりますけれども、自分の力を精一杯出し切れるように頑張っていきたいと思います」
(紋蛇、書き起こし=琵琶)


