最後のベスト８入りを賭けた、清水市代女流名人・女流王将対
甲斐智美女流二段の一戦。
中継は光記者と吟が担当します。本日も１日よろしくお願い致します。

（吟）

振り駒でと金が３枚出て、甲斐の先手となった。
初手▲５六歩を着手する甲斐。

甲斐の▲５六歩に、すぐさま△８四歩と応じた清水。

（吟）

初手▲５六歩を着手し、お茶を一口すすった甲斐。
第１期マイナビ女子オープンでは決勝まで進出した甲斐。
矢内理絵子（当時・女流名人）に１勝３敗で敗れ、初代女王の座を惜しくも逃した。
矢内女王への挑戦権を得て、リベンジといきたいところであろう。

４手目△８五歩を着手する清水。11月２日に２連勝で女流王将防衛を決め、
女流王位戦では石橋幸緒女流王位に挑戦中、相変わらず多忙な日々を過ごしている。
幾多のタイトルを手にしてきた清水、女王の座へ好発進を決めたいところだ。

（吟）

左の図は11時30分頃の局面。清水が△８六歩▲同歩△同飛と動いた局面。
右の図は昨年11月23日に行われた倉敷藤花戦第２局の局面。
本局との違いは先手陣が▲４六歩と突いてあること。
本局は▲７八金とあらかじめ上がっている形。清水はよく似た形を経験済みということだ。
倉敷藤花戦では右図から以下▲７八金△３二金▲７七桂△８九角▲６八金△８八飛成
▲６五桂と進行した。

（吟）