写真中央は本局の観戦記を務める小島一宏氏。観戦記は週刊将棋紙９月29日号
に掲載されます。ぜひお楽しみに

（吟）

11時20分頃の局面。早水女流二段が△２六歩といきなり垂らした
局面。頃合いを見て垂らすかと思われていたが、いきなり垂らした
手が波紋を呼ぶか。早水女流二段は幼い頃に「居玉の千紗」と呼
ばれていたことが控え室では話題に。先手は▲７九玉と寄ってお
きたいが...

（吟）

11時55分頃の局面。早水女流二段が△２三銀と上がった局面。
▲２四歩を打ってこいと言っている。△２三銀に控え室は驚きの
「早水ワールドだ」の声。「これは鈴木さんも面食らったでしょう。
このまま昼食休憩に入るのでは」との声も飛んでいる

（吟）

後手の早水女流二段が駒を目一杯使い、形を崩して攻撃態勢を築いたのに対し、
先手の鈴木女流初段は金・銀４枚で専守防衛の構え。
後手から△４二玉～△６三金～△２一飛～△２四銀という攻めの可能性もある
ため、先手もおとなしくしている訳にはいかない。
まずは▲２四歩を打つのかどうかが最初のポイントとなりそうだ。
昼食休憩までの消費時間は▲鈴木１時間13分、△早水56分。
両対局者ともに昼食の注文はなかった

（吟）

12時15分頃の控え室。早水女流二段が休憩中にもかかわらず
考え込んでいる

鈴木女流初段も対局室へ戻ってきた、対局中さながらの雰囲気。
記者が対局室を出るとしばらくして早水女流二段が控え室へ。
休憩時に盤を挟んでいるのも味が悪くなった様子。しばし歓談
して控え室を退室していった

局面が局面なだけに、休憩時も考えたいところなのだろう。

（吟）