本局のレポートは『週刊将棋』５月13日号に、そして上地隆蔵さんによる観戦記は20日号に掲載されます。是非ご覧ください。

（発売中の『週刊将棋』５月６日号）


（こちらは将棋世界６月号。本局の記事は７月号に掲載される）

（八雲）

14時30分過ぎ、対局室におやつが運ばれました。両者ともに同じメニューで「いちごのミルクレープ」と「紅茶（ホット）」です。


（八雲）

図は15時過ぎの局面。控室の見解は「後手優勢」ではっきりしています。先手に有効な指し手が見つからず、検討も途切れがちです。Twitter解説の吉田五段も後手優勢で見解が一致。上田女流三段の五番勝負初白星が近づいているようです。

（15時頃の控室）

（史上ふたりめのプロ編入試験を突破して４月１日付でプロ入りした今泉健司四段も控室に顔を見せた。５月13日の加古川青流戦でデビュー戦を迎える）

（八雲）

図は15時40分頃の局面。加藤女王は馬を自陣に引き付けて粘りを見せています。控室の見解は後手優勢のままですが、簡単には土俵を割らないという姿勢が相手を疲労させて逆転の目を生み出します。また、次の対局にも大きな影響を与えることでしょう。

（加藤女王が苦しい状況で粘りをみせている）

（八雲）

図は16時過ぎの局面。先手玉は受けの利かない形に追い込まれています。そこで加藤女王は竜を切って最後の突撃。ここを慎重にしのげば、後手の勝利が決定的になるようです。

（五番勝負初勝利の目前に迫った上田女流三段。最後の着地を決められるか）

（八雲）