図は14時30分頃の局面。先手は４五桂が生きているうちに攻めを続ける必要があります。しかし▲２四歩の突き捨てが入って、△４五金と桂を取る手には▲２三歩△同金▲４三歩で▲５三角成を狙う筋があります。４五桂は簡単には取られない形で、先手が好調に攻めていると見られています。

好調な攻めを続ける中井女流六段（朝の表情）。

（八雲）

（八雲）

貞升女流１級は△５四桂と先手を取りながら受けて辛抱しました。苦しい局面ながら、将来の反撃含みの受けで辛抱してチャンスを待ちます。

図から▲５六飛△５五歩▲５七飛△３五歩と徹底防戦して手数は70手に達しました。消費時間は▲中井１時間41分、△貞升２時間35分。

苦心の一手をひねりだして辛抱した貞升女流１級（朝の表情）。

（八雲）

（将棋会館１Ｆは売店になっています。盤・駒・棋書などが多数取り揃えられています）

（こちらは特設コーナー。本日限定の特典商品が用意されています）

（８月に発売されたばかりの将棋年鑑が積まれています）

（八雲）

15時半前の中継画面。以下棋譜コメントより抜粋。

「しのぎ切れないとみて攻め合うが、飛車角が使えていないのがつらい。」

どうやら先手が優勢とみて間違いないようです。

図から▲７六同銀△６六桂と進んで80手。消費時間は▲中井１時間56分、△貞升２時間46分。後手の残り時間は15分を切りました。盤上も時間も苦しくなっています。

（八雲）