図は15時30分頃の局面。上田女流二段は５四の馬を切り、▲３四銀と出た。後手の駒台に角が載る。貴重な戦力が補充された。△３三桂の勝負手から、局面がやや混沌としてきたようだ。

（控え室には渡辺弥生女流２級が来訪。スポンサーの方と談笑しつつ将棋を検討している）

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図は16時前の局面。鈴木女流初段が△４八金と指したところだ。▲同金は△２九竜の1手詰。▲４二とに△３八金が詰めろだが、▲３八同飛が詰めろ逃れの詰めろになっている。そう進むと△２九竜から王手は続くが、先手が勝っているように見える。

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図の▲３二銀で鈴木女流初段が投了を告げた。投了図以下は△３二同香に▲同馬△同玉▲４三金△２一玉▲３二金打△１一玉▲２二金△同玉▲３三金△１一玉▲２二銀までの詰み。終局時刻は16時15分、消費時間は▲上田2時間39分、△鈴木2時間43分。

上田女流二段が得意の振り飛車穴熊で勝利し、ベスト4に駒を進めた。同時に来期のシード権を獲得。来期は本戦からの出場となる。

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（終局直後の両対局者。インタビューののち、感想戦が行われた）

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（感想戦が始まると、両対局者からは笑みも漏れた）

（勝利した上田女流二段）

（敗れた鈴木女流初段）

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