昼食休憩の局面、▲７六飛まで。上が矢内女王。下が岩根挑戦者

昼食休憩まで消費時間は先手の岩根が47分。後手の矢内が72分。

両対局者ともに昼食の注文はなかった。

昼食休憩まで清水女流名人・女流王将の見た第３局

「挑戦者の岩根さんとしては初タイトル戦で１局でも多く指したいとの思いが強いのでしょう。三間飛車はそうとう練ってきた作戦だと思います。本局はのびのび指せているような気がします。矢内女王は２連勝で周りは余裕と見るでしょうが、本人としてはプレッシャーを感じているでしょう。それがタイトル戦の怖さですね。タイトル保持者の宿命です」。

（吟）

先に入室し、岩根を待つ矢内

再開直後の岩根。じっと盤を見つめる

昼食休憩再開後、△６四歩を決断した矢内

（吟）

将棋会館２階研修室にて15：00より、第2期マイナビ女子オープン五番勝負第3局の大盤解説会が開催されます。

解説・聞き手
鈴木大介八段、山田久美女流三段

大盤解説の前に、控え室にて本局を検討する鈴木八段

（吟）

本局の立会人は屋敷伸之九段。屋敷九段は7月10日に東京・将棋会館で行われた順位戦B級1組で行方尚史八段に勝ち、41人目となる公式戦通算600勝（将棋栄誉賞）を達成したばかり。
和服姿も涼しげだ。

（吟）

控え室も賑わいを見せてきた。大勢の女流棋士が詰め掛けた。

（吟）