図は13時20分頃の局面です。細やかな手順での攻め駒のポジション争いが続いており、手数は64手に達しているものの、まだ互いの駒台には歩しかのっていません。形勢はまだ互角といってよさそうです。

（谷口女流二段）
（睡蓮）

時刻は14時を回りました。小競り合いの末、局面がかなりほぐれてきています。図は後手の小野アマが△１六歩と美濃囲いの端に手をつけたところ。後手は駒効率や陣形のまとまりがよく、持ち歩も３枚と好条件。しばらくは後手が攻める展開になるでしょうか。

（堂々たる指し回しの小野アマ）
（睡蓮）

図は14時35分頃の局面。手数は100手を超えました。後手の小野アマの猛攻に対し、先手の谷口女流二段も簡単には崩れることなく応戦しています。形勢はまだまだ難しそうです。

（谷口女流二段がしっかりとした受けを見せている）
（睡蓮）

図は15時ちょうどの局面。次の△１六飛を狙って後手が８四の飛車を１四に転回すると、先手の谷口女流二段は受けずに▲６五桂と跳ねて攻め合いの形を作りました。△１六飛▲同飛△同香で１筋を破られると先手玉は怖いですが、３九～４八の逃走ルートがあるのでまだ大丈夫という判断のようです。

（谷口女流二段が反撃に出た）
（睡蓮）

１筋で飛車交換になり、いよいよ寄せ合いに入りそうです。図の▲４一飛は厳しそうな飛車打ちですが、後手によい対応策はあるでしょうか。

（小野アマ）
（睡蓮）