昼食休憩後はじりじりとした駒組みが続いています。図の局面は後手が７二にいた飛車をひとつ引いたところ。手待ちの可能性が高そうですが、遠大な構想を描いているのかもしれません。

（朝の両対局者）

（生姜）

14時30分の局面。先手は銀冠に、後手は手厚い布陣に囲っています。両者とも動きづらそうな格好です。開戦はいつ訪れるでしょうか。

（先手の甲斐女流五段は仕掛けを考えてみたい）

（生姜）

後手が△７三桂と跳ねたのを見て、先手は▲７五歩と動きました。△７五同歩は▲７四歩で桂が取れます。▲７五歩以下△８四飛▲８六歩。

飛車が近づいてきたのを見計らい、▲８六歩が感触のいい一着。△８六同歩に▲８五歩や▲７四歩△同飛▲８六飛が狙いです。ついに戦いが始まりました。

（生姜）

先手の左辺はいつの間にか石田流のような軽い格好になりました。ここで後手も△４五歩と反撃。▲４五同歩に△１三角ののぞきを狙っています。大きな駒の損得はないため、形勢は互角といえそうです。

（清水女流六段は反撃に出た）

（生姜）