関係者一行は対局場の常磐ホテルに15時半頃到着。ホテルの庭園で記念撮影をしました。
常磐ホテルの庭園で記念撮影。
両対局者の事前インタビューも行われました。
西山女王。
福間女流五冠。
インタビュー動画はマイナビ公式YouTube「将棋情報局」で公開されます。
(八雲)
西山朋佳女王に福間香奈女流五冠が挑戦する第18期マイナビ女子オープン五番勝負は、西山女王が先勝して第2局を迎えました。
対局は山梨県甲府市「常磐ホテル」にて4月15日(火)10時開始。持ち時間は各3時間(チェスクロック)、使い切ると1手60秒未満で着手します。先手番は西山女王です。昼食休憩は12時から13時まで。
本局の立会人は真田圭一八段、記録係は水谷隼也1級(中村修九段門下)が務めます。
【動画中継】
本局の模様は楽天が運営する「Rチャンネル」でライブ配信します。
本ブログと併せてお楽しみください。
中継は、棋譜コメントを紋蛇、ブログを八雲が担当します。
どうぞよろしくお願いいたします。
(第1局を制した西山女王)
【西山朋佳女王インタビュー】
――9筋から仕掛けられましたが、あのあたりはどのような印象でしたか?
西山 かなり早い段階だったので予想外ではあったのですが、▲9五同香(25手目)に△9三歩などいろいろな方針があり、どれがいいのか。そのあたりで形勢を損ねてしまったかなと思っていました。
――控室では差がついてしまったと見ていた場面がありましたが、△9五角(56手目)と打ったあたりの手応えはいかがでしたか?
西山 途中で結構、致命的な見落としがあって、かなり形勢に差がついてしまったと感じました。怪しい手が残っていたのが幸いで、実際の形勢よりは難しいのかなと思っていました。
――見落としたのは具体的にどの手ですか?
西山 昼食休憩前の▲9三歩(31手目)だったり、△8四歩(38手目)にすぐ▲同角と取られたり、あまり深掘りできていなかったのがひどかったと思います。
――終盤の反撃が奏功しましたが、どのあたりで勝ちを意識しましたか?
西山 △7八銀(72手目)と打って歩も利くので逆転していてもおかしくはないかなと思いました。
――防衛に向けて幸先のいいスタートになりました。第2局へ向けて意気込みをお願いします。
西山 内容としては反省が多いですが、すぐに第2局がありますので、しっかり立て直して挑みたいです。
(黒星スタートとなった福間女流五冠)
【福間香奈女流五冠インタビュー】
――本局は趣向から斬新な仕掛けでした。成功したように見えましたが、準備した仕掛けだったのでしょうか。
福間 いや、一手一手考えながらという感じでした。
――端攻め以降、指しやすくなったように見えましたが、手応えはいかがでしたか?
福間 ちょっと危険な順を選んでしまったかなと思います。
――優勢になったと思いますが、そのあとは混戦模様になりました。ご自身ではどのあたりで他にいい手があったと感じましたか。
福間 銀を見捨てたところ(60手目△3七歩成の局面)や、本譜だともう少しわかりやすく剥がしていく順のほうがよかったかなと思います。
――第2局に向けて抱負をお願いします。
福間 引き続き、頑張りたいと思います。
(終局直後の様子)
(琵琶)