感想戦に入り、少し表情が緩んできた矢内

本局も強烈なマリカ攻めで存在感を示した。あと一歩のところまで
矢内を追い詰めたが無念の敗退

（吟）

「ちょっと序盤の△３五歩から無理していると思っていたのですが、
駒損しているので止まったら終わりだなと思っていました。よくなっ
た思ったり、全然ダメと思ったり、それが激しく行き来していました。
△８六歩が突けて勝ちになったのではないかと思いました。次も一
生懸命指して自然な手の積み重ねが出来るよう気をつけたい」
（矢内）

矢内は薄氷を踏む思いで２回戦進出を決めた

「▲３五歩は指されたことがなく、経験のない形でした。こちらの攻め
駒が働いていなかったので、自信がなかったです。よくなった局面も
あったのですが、２転３転しましたね」（中村）

（吟）

170手で矢内が中村を降し２回戦進出を決めた。
矢内は２回戦で熊倉紫野女流初段と対戦する。

投了図以下は▲同玉△７八と▲９八玉△７七と▲８八合駒△８六桂
▲同金△８八飛成までの詰み。消費時間はともに３時間。終局は17
時38分

（吟）

△４七金と飛車を取った局面。次は△７八飛までの詰めろ。
先手の受けが検討されている

（吟）

▲１七竜と銀を取った局面。△６七歩・△６七桂・△３七歩が考えられる。
「形勢はともかく後手ペースだ」の声が聞こえる。１分将棋の中、激戦が
続いている

（吟）