42手目△8六歩に、解説の大石四段は「ほー、難しい......。これは激しい戦いになりそうですね」。里見女流四冠は玉頭から積極的に反発していきました。局面は収まりそうでなかなか収まりません。
左図の44手目△7四銀まで進んで、後手が手厚い形を築きました。棋士室ではこの厚みが大きいとみられています。
「この展開は△8六歩が利いているように見えます。機敏な一手でした。後手の陣形が手厚く見えてきました」(大石四段)
![8_2.gif](https://book.mynavi.jp/files/user/img/brand/shogi/mynavi-open/blog/import_mjo/8_2.gif)
押さえ込まれてはいけない先手は▲9六角の自陣角を放ちました。序盤の勝負手、といわれています。
「△7三銀には▲7七桂として▲6五桂が銀当たりになります。△7三玉には▲7七銀と上がって△8二飛には▲8八飛でしょうか。▲9六角は序中盤の勝負手ですね」(大石四段)
(朝の西山1級)
(若葉)
マイナビ女子オープンでは、各対局ごとに懸賞金を提供していただけるスポンサーを募集しています。法人でも個人でも申し込み可能で、週刊将棋・マイナビ女子オープン公式ホームページ内でスポンサー表記の掲載がある他、勝者のメッセージカードを贈呈、といった特典があります。
現在募集されているのは準決勝の2局。1月30日に東京・将棋会館で行われる「甲斐智美女流四段vs鈴木環那女流二段戦」と、本局の勝者が後日戦う「対石橋幸緒女流四段戦」です。詳しくはマイナビ女子オープン公式ホームページをご覧ください。
(盤側での観戦も魅力的な特典の1つ)
(若葉)
7478件中 5266-5270件目先頭前へ1051105210531054105510561057105810591060次へ最後