（初代女王の矢内理絵子女流四段も姿を見せる）

（熱気を帯びる控室）

（吟）

（62手目△４四同金を着手する里見女流四冠。里見女流四冠は上着を脱いで腕まくり、鈴木女流二段は座布団の前へ。だいぶ盤へ寄っている）

（吟）

（控室を訪れ関係者と談笑する上田女王）

（話に花が咲いているようだ）

（吟）

14時49分、鈴木女流二段が仕掛ける。４五の地点から仕掛けるのは角換わりではおなじみの攻め。「△４五同歩▲同桂△４四銀▲同角△同金▲５三桂成△９二飛▲４六銀として▲４五歩を狙うのであれば飛車を６八へ逃がしておいた意味は分かります。里見さんは△４五同歩と取るのが面白くないと見れば△７三桂と跳ねるのではないでしょうか。以下▲４六銀△８五桂▲８六銀に△６六歩と突きたい。４五は取らない方がいいような気がしてきました」（伊藤四段）

（吟）