106手で伊藤奨励会1級が制し、2回戦進出を決めた。終局は16時40分、消費時間は▲北尾3時間、△伊藤2時間29分。投了以下は▲8九玉に△7七桂までの即詰み。
勝った伊藤は2回戦で甲斐智美女流王位-香川愛生女流二段戦の勝者と戦う。
長考から一転、一気に手が進み始めました。
攻め合いになり、互いに玉が薄い状態となっています。果たしてより有効な決め手があるのはどちらなのか。
先手玉は△8四桂や△8五桂から危険な状況にも見えますが......。
そして、午前中から多く時間を使っていた北尾女流二段は早くも1分将棋に突入。
難解な局面を迎えていますが、伊藤奨励会1級は相手にゆっくり考える猶予を与えぬよう早指しで応戦しています。ここは実戦的な駆け引き。
北尾女流二段は厳しい状況に追い込まれています。
多くの棋士は、千駄ヶ谷駅から歩いて将棋会館に来る。
対局者が長考に入って余裕ができたこのタイミングで、千駄ヶ谷駅から将棋会館までの道のり・風景を写真で紹介してみたい。
この写真を撮る最中に私服の森内俊之名人とすれ違ったりもしたので、将棋ファンの方は解説会などのタイミングで千駄ヶ谷の町を歩いてみるもの楽しいかもしれないですね。
(千駄ヶ谷駅を出発)
(新宿方面)
(将棋会館へは、駅から正面の道路を通ってゆく。その横には東京体育館が見える)
(建物を正面から。2020年のオリンピック開催地が東京に決まったことを祝う横断幕が多く掲げられていた)
(道なりに2・3分歩くと)
(鳩森神社に突き当たる。ここを、神社に沿うように左折する)
(道からは、右側に富士塚を望むことが出来る)
(すぐの曲がり角を右折すると、将棋会館の看板が見える)
(到着。千駄ヶ谷駅からは、徒歩5~7分)
先手が▲5四銀や▲4八飛からの突破を狙う中、後手も△7五歩と反撃に出ました。
▲同歩と取ると、△7六歩のタタキが厳しい一手。以下、▲同銀に△8四桂と進むと後手が駒得で指しやすいように見える局面です。
先手も引くに引けない状況。実戦はここから▲5四銀△7六歩と攻め合い、決戦に突入しました。
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