上田女流四段の勝利者インタビューがYouTubeチャンネル「将棋情報局」にアップされました。以上で本局の中継を終わります。ご観戦いただきましてありがとうございました。

【将棋情報局@mynavishogi】
https://www.youtube.com/watch?v=55BJ5afbc_Y

（牛蒡）

感想戦は40分ほど行われました。上田女流四段は「ずっと難しい将棋。最後も（93手目▲３三同金に）△３二銀打ならまだまだだった」と話していました。


（上田女流四段）

（北村女流二段）

 

（形勢不明とされた変化のひとつ。最終手は△３九銀）


（牛蒡）

▲上田－△北村戦は上田女流四段が押し切り、103手で勝ちました。本戦２回戦に進出です。終局時刻は15時６分。消費時間は、☗上田１時間52分、☖北村２時間29分（持ち時間は各３時間）。

（牛蒡）

図は14時38分の局面。先手が攻め続けていますが、自陣の穴熊は金１枚になりました。攻めが止まるようだと、一転して後手勝勢になる可能性もあります。先手は勝ちに向けて歩みを進めているものの、その道は崖上にあって、わずかでも踏み外すと転落する、という状況です。後手も頑張りがいのある将棋です。

（北村女流二段にも楽しみのある展開になった）

（牛蒡）

図は14時８分の局面。▲４五金は絶品です。３五にいた金を動かしたことで、自身の飛車を使いつつ、５四の飛車取りになりました。東京の対局立会人、金沢孝史六段は「先手が勝ちそう」と話しています。
（１）△５八飛成には▲３三飛成△同金▲同角成△２二銀▲３四金。以下△３四同銀なら▲３一金と詰めろをかけ、後手が２一に何の駒を埋めても▲２一同金△同玉▲３二金で寄せにいけます。（２）△３五歩には▲５四金△３六歩▲３一飛△２一銀▲３三飛成△同金に▲４三金がピッタリで、先手は歩切れも解消できます。

（金沢六段は控室で観戦しながら解説中）

（牛蒡）