勝者の加藤桃子女流四段は、感想戦後にインタビューを受けました。  （銀杏）
【第18期マイナビ女子オープン本戦1回戦 勝利者インタビュー 加藤桃子女流四段】
https://www.youtube.com/watch?v=Jmn1PJdH-bg

（勝って笑顔を見せる加藤桃子女流四段）

（敗れた香川愛生女流四段）

（感想戦は16時40分ごろまで行われた）

（銀杏）

西山朋佳女王への挑戦を目指す第18期マイナビ女子オープン本戦１回戦の▲香川愛生女流四段－△加藤桃子女流四段戦は、16時６分に120手で加藤女流四段の勝ちとなりました。消費時間は▲香川２時間34分、△加藤２時間50分。
勝った加藤女流四段は２回戦で松下舞琳女流初段と対戦します。 （銀杏）

図は100手目△２三銀打まで。香川女流四段が紛れを求めていたところで指された加藤女流四段の△２三銀打。唯一の弱点である端を補強して、隙がなくなりました。逆転の可能性をなくす盤石の一手です。そして、現局面は後手銀得。後手優勢がはっきりしました。（銀杏）


（対局者に用意されているマイナビ女子オープンのマグカップ）

上の図は85手目▲５二竜の局面。ここから△７五飛成▲４三成銀△７四角▲５三竜△４五竜（下図）と進みました。加藤女流四段は９二角の活用を目指し、下図まで進んで、△２九馬からの詰めろと△４三金の成銀取りを見せて後手優勢となりました。遊び駒を使いながら、相手駒を一掃しているのですから痛快です。結果的に先手は△７五飛成に▲４二銀と、５三成銀を動かさずに張りついて攻めるほうがよかったかもしれません。（銀杏）


（大駒の活用で優位に立った加藤女流四段）