◆脇田 菜々子(わきた ななこ)女流初段◆
1997年3月7日生まれ、愛知県一宮市出身。中田章道七段門下。2018年、女流2級。2020年、女流初段。女流棋士番号は66。
本格派の居飛車党で、対抗形では急戦も持久戦も採用します。本棋戦には第12期から参加し、今期は予選で島井咲緒里女流二段、堀彩乃女流1級を破って第13期から今期まで4期連続で本戦入りを決めました。しかし、本戦での勝ち星には恵まれていません。本局に自身の初勝利を懸けて戦います。
今月1日付で、日本将棋連盟関西本部所属から東京に移籍したことを、自身のブログで発表しました。「20代後半になり、心機一転で環境を大きく変えてみよう思った」と経緯を説明しています。
【ななこが行く。】
https://ameblo.jp/nakko9737/
(武蔵)
◆里見 香奈(さとみ かな)女流五冠(清麗・女流王座・女流王位・女流王将・倉敷藤花)◆
1992年3月2日生まれ、島根県出雲市出身。森けい二九段門下。2004年、女流2級。2020年、女流六段。女流棋士番号は33。
タイトル戦登場は61回。獲得は清麗3期、女王1期、女流王座5期(クイーン王座)、女流名人12期(クイーン名人)、女流王位8期(クイーン王位)、女流王将8期(クイーン王将)、倉敷藤花12期(クイーン倉敷藤花)の計49期。
中飛車を得意とする振り飛車党。最近では居飛車の採用も増え、棋風の幅を広げています。
第6期で初の女王のタイトルを獲得。前期は挑戦者に名乗りを上げるも、2勝3敗で惜しくも奪取とはなりませんでした。今期は本局が初戦となります。
女流棋界のトップを走り、その活躍は男性棋戦にも及びます。今期は第48期棋王戦コナミグループ杯で挑戦者決定トーナメントに出場を決めました。八大タイトル戦の本戦に、女流棋士が進出するのは初めてのことでした。また、現在は女性初の棋士を目指す挑戦となる「棋士編入試験五番勝負」の真っ只中でもあります。
(武蔵)
おはようございます。第16期マイナビ女子オープン本戦トーナメントより、里見香奈女流五冠-脇田菜々子女流初段の一戦を中継します。対局は関西将棋会館で、8月23日(火)10時に開始されます。持ち時間は各3時間(チェスクロック方式)で、切れたら1手60秒以内の着手となります。
本局の中継は棋譜コメントを飛龍、ブログを武蔵が担当いたします。どうぞ、よろしくお願いいたします。
【棋譜ページ】
https://book.mynavi.jp/shogi/mynavi-open/result/16/mynavi202208230101.html
(武蔵)