おはようございます。本日、12月18日(金)は2回戦第2局、里見香奈女流四冠-清水市代女流六段戦を中継いたします。
対局は関西将棋会館「芙蓉の間」で、10時開始予定です。持ち時間は各3時間(チェスクロック使用、切れたら1手60秒未満)。先後は振り駒で決定します。
【棋譜中継ページ】
https://book.mynavi.jp/shogi/mynavi-open/result/9/mynavi201512180101.html
本局の中継は、棋譜コメントを飛龍記者が、ブログは夏芽が担当いたします。どうぞよろしくお願いします。
(初のベスト4入りを決めた西山奨励会三段)
(敗れた伊奈川女流初段)
(感想戦の前に主催者による簡単なインタビューが行われた)
――全体を振り返っていただけますか。
西山:あまり指されたことのない仕掛けで……。中盤は7筋(後手)と5筋(先手)の攻め合いだったので、少し得かと思っていたのですが、攻めあぐねてしまって。
――「攻めあぐねた」とはどの辺りでしょうか。
西山:▲5三歩(59手目)と打ったところはよいかと思ったのですが、▲8五桂(63手目)に金寄り(△6三金)うっかりしてしまいました。金を上がるしかない(△8四金)と思っていて。何も見えなくなってしまいました。▲6五同飛(73手目)には△5三角と歩を払われる手を気にしていました。そうすると8五の桂を取られる手が残ってしまいますし、後手に桂が入れば△5七桂の筋もあるので、苦しいと思っていました。
――では、▲9一角成(75手目)と成り込んだところは、先手駒損ながらも……。
西山:はい、勝負になったかなと思っていました。
――準決勝は香川愛生女流三段との対戦です。意気込みを頂戴できますでしょうか。
西山:まだ時間はたっぷりありますので、しっかり作戦を立てて頑張りたいと思います。
――同じ質問になりますが、一局を振り返っていただけますか。
伊奈川:あまり仕掛けがうまくいかず、苦しかったです。
――西山さんのおっしゃった▲8五桂(63手目)の辺りはいかがでしょうか。
伊奈川:うーん、でも、どの変化も自信がないですね。
――ありがとうございました。
(睡蓮)