[将棋]マイナビ女子オープンブログ|将棋情報局

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室谷女流二段が果敢に攻めかかっています。図は4八の角を1五に出て、加藤女王が△2四銀と応じたところ。勝ちにいった受けで、控室では△2四歩が示されていました。△2四銀に▲1一角△2二桂▲4八角(第2図)と進みました。攻めてはうまくいかないと見て、我慢した手です。一分将棋の中で我慢はなかなか指せないと控室では感心しきりでした。まだはっきりしていません。


(銀杏)

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16時50分ごろ、室谷女流二段は▲5六金打と△4五桂を防ぎながら馬取りをかけました。自陣に金4枚という珍しい玉形です。戦いが起こった直後から室谷女流二段は簡単には負けないような指し回しを続けています。

(対局再開前の室谷女流二段)

(銀杏)

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(大盤解説会を担当していた広瀬八段だが、終局に備えて控室に戻る)

(広瀬八段から瀬川五段にバトンタッチ。瀬川五段は「先ほど解説で先手勝ちで終局が近いようなことをいって、第2局の展望を話していてすみません。まだまだ難しい将棋でした。最後は駒得している先手が残していると思うのですが」と話していた)

(銀杏)

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94手目△3三同玉まで進みました。ここで残り19分の室谷女流二段は6分使って▲1六香△同香▲3六歩。▲1六香とするなら、図の少し前に▲1二歩△同香▲1三歩△同香と2枚歩を捨てる必要はなかったので予定変更だったのではないかといわれています。先手よしとはいえず、形勢不明という意見も出ています。

(対局開始直後の加藤女王)

(銀杏)

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図は86手目△1五歩の局面です。
ここまでの流れは、加藤女王の仕掛けを室谷女流二段がうまく対処して先手よしに。その後、室谷女流二段が駒得生かして手堅く指しているのに対して、加藤女王が駒の効率を重視して急所を攻める展開です。
図の△1五歩に▲2五桂△1六歩▲1二歩と進みました。▲2五桂に△2四銀は▲9一成桂△2五銀▲4五香で銀が守りに離れたのが痛く先手よし。そこで△1六歩が有力といわれていたところで、加藤女王が△1六歩。手段を尽くして攻めています。

(16時15分ごろのモニターの様子。両者前傾姿勢だ)

(銀杏)