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第8期 >> 本戦2回戦

感想戦

2014.11.06

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(感想戦には、阿部光瑠五段も参加した)


(難解な終盤戦、やはり先手も逆転のチャンスがあったようだ)






(感想戦は30分程行われた)

(梅)

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(勝利した和田女流2級。ベスト4進出と同時に、女流初段への昇段を果たした)

和田女流2級「最初は調子よく攻めれているかと思っていたのですが、途中で攻めが止まってしまい、最後まで分からない勝負でした」

-「勝ちを意識した局面は?」

和田女流2級「最後の詰みが見えたところです」

-「これで、ベスト4進出です」

和田女流2級「あまり意識はしていなかったのですが、嬉しいことです」

-「同時に、女流初段への昇段となりました」

和田女流2級「飛び級なんですか?(笑」

-「準決勝に向けた抱負をお願い致します」

和田女流2級「次の対局も、自分のペースで頑張りたいと思います」





斎田女流五段「序盤は少し悪いかなと思っていましたが、端から仕掛けて勝負形にすることが出来たと思います。合駒をさせられたところが、どうにかならなかったかなと。詰めろが消えてしまいましたので。(147手目▲4七香。受けで香を使ったことにより後手玉への詰めろが消えた)」


(斎田女流五段。終局直後は、悔しさを押さえて淡々と主催紙のインタビューに応じているようにも見えた)

(梅)

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16時53分、172手にて和田女流2級が勝利した。
【図】は投了の局面。この△7三金で先手玉はピッタリ詰んでいる。
消費時間は▲斎田2時間46分、△和田3時間0分。(持ち時間、各3時間)

(梅)

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自玉に▲2三香△1一玉▲2一飛の詰めろがかかっており、受けに回るとおそらく勝ちがない状況の後手だが、先手玉は寄っているのだろうか。手が進んでいるが、阿部光瑠五段の検討もまだ明確な答えが出ていない。

後手は持ち駒も多いが、先手玉の周りを守っている駒が意外と守りによく利いているのだ。

阿部光瑠五段「序盤を思えば、詰んでも、詰まなくても、先手はこれだけの勝負に出来て満足というところでしょう」

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先手が最後の猛攻を仕掛け、▲2三同成香とした局面。
▲2一飛△同玉▲2二歩△同銀▲3二金△1一玉▲2二金の詰めろになっているので、何か駒を使って受ける必要があるが、3一銀にヒモを付けるために、△2一金と打つと後手玉は一気に危険な状況になる。

▲6一飛と打たれた手が、▲2二金△同銀▲2一飛成△同玉▲3二金△1一玉▲2二金の詰めろになるのだ。

本譜は阿部光瑠五段が「唯一の正解」と語っていた△2一銀と打って、このまま後手が勝ちに向かいそうだ。
△2一金ではなく、△2一銀と打てば、前述した先手が飛車を切って寄せにくる順の最中で金が入らないので自玉が詰まないという寸法だ。

(梅)