[将棋]マイナビ女子オープンブログ|将棋情報局

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両対局者が明日の対局に向けて決意表明をしました。


(加藤桃子女王)

皆さまこんばんは。加藤桃子です。本日は本当にたくさんの皆さまにお越しいただきありがとうございます。私はちょうど5年生のときに榛原町と相良町が合併して牧之原市になったときまで、こちらで生活しておりました。プロ棋士になりたいという今も全く変わらない気持ちを胸に、東京に行きましたが、今でも時々帰ってくるとこの穏やかなひととき、暖かさ、豊かな自然を感じてとても癒されます。今回は生まれ育った牧之原市で開催していただくことが本当にうれしいと同時に、年始に拝命いたしました牧之原大使としての任務も果たすきっかけとなって、皆さまに将棋を通して少しでも牧之原市の魅力をお伝えできたらと思っております。株式会社マイナビさま、場所を提供してくださった牧之原市の皆さま、石雲院さま、関係者の皆さまに心より感謝しております。

対戦相手の上田先生は女流棋士会の副会長、若きリーダーでありながら各棋戦でも活躍されております。将棋の内容もとても安定されていますが、特に終盤力が抜群です。明日は私もそれを見習って、自分も思い切って勝負ができるようにがんばりたいと思います。明日の対局場の石雲院さまには幼稚園の頃にお世話になったことがありまして、またこうして再びお世話になることでご縁があるなと思っております。明日は大盤解説会のほうも富士山静岡空港でありますので、そちらのほうも楽しみです。見ていただくにあたり、難しいながらも楽しい将棋を指せたらと思っております。また明日もよろしくお願いいたします。


(上田初美女流三段)

皆さま改めましてこんばんは。挑戦者、女流棋士の上田初美と申します。まず、タイトル戦のみならず書籍などいろいろな面で将棋界を長らく支えてくださっておりますマイナビさまには、深く御礼申し上げます。ありがとうございます。そして今回牧之原市で対局をさせていただくということで、初めて対局の環境を整えるということでご苦労もあったと思うのですが、先ほど検分で石雲院さまにおうかがいしましたが、すごく集中して将棋を指せる環境を整えていただいたなと感じております。牧之原市のご関係の皆さまにも厚く御礼申し上げます。ありがとうございます。

第2局、牧之原市で開催されるということで、アウェイだね、といろいろな方にお声がけをいただきました。私アウェイというのは3回経験するのですが、今回もアウェイかなと思ったのですけれども、皆さまとご歓談いたしまして、あれ意外とアウェイじゃないのかなと(笑)。もちろん加藤さんを応援していると思うんですが、いい将棋を見せてくださいとお声がけをいただきまして、これなら精一杯戦えるのではないかなと思いました。

加藤さんは小学校5年生のときに東京に来られて、ちょうどそのときに白瀧あゆみ杯という棋戦で彼女と初めて出会いました。初めてお名前をお聞きする子だったんですが、実際に対局してみて、こんなに強い小学校5年生の女の子が今はいるんだ、と感じました。それから9年、ほぼ10年なんですが、時がたってこうやって二人で大舞台で盤を挟めるということを、とても光栄に思います。

あ、いま小平市の宣伝したほうがいいとおっしゃっていただきました。加藤さんは牧之原大使を務めていらっしゃるのですが、私も小平市の観光大使を務めております。小平市、牧之原市、共通するところは緑豊かなところかなと思っております。小平市、ちょっと宣伝させていただきますと、グリーンロードという21キロお散歩する道があります。桜並木がきれいでして、散ってしまってはいるんですが、ぜひ機会があれば春に来ていただきたいと思います。私たちの対局が牧之原市対小平市になってしまうと責任が重いですので、これを機会に将棋ファン皆さまには、牧之原市、小平市どちらの市も深く知っていただければと思います。明日は私も楽しみにしてきましたので、力一杯加藤女王に向かって行きたいと思います。



(牛蒡)

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(西原市長から対局者に記念品が贈られた)

(各種牧之原茶のセット。さまざまな種類がある)

(花束贈呈を受けて、がっちりと握手)
花束は牧之原市産の花で、ガーベラ、トルコキキョウ、ユリ、かすみ草。

(牛蒡)

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(関係棋士紹介)
左から飯野愛女流1級、佐藤和俊六段、神谷広志八段
青野照市九段(日本将棋連盟専務理事)、佐藤慎一五段

(佐藤慎一五段と記録係の小高悠太郎初段)

(牛蒡)

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(西原茂樹牧之原市長)

こんにちは。ようこそ、第8期マイナビ女子オープン五番勝負第2局の対局がこの牧之原市で開催されますことを、歓迎いたします。先ほどお茶畑のところで記念撮影をいたしました。今まさに新茶の摘み取りが始まりました。私の手元に昨日、手摘みで摘んだ新茶が届きました。皆さんに先ほどお渡ししましたお茶は昨日揉んだお茶でございます。ぜひお楽しみいただきたいと思います。

その新緑のお茶畑がきれいな牧之原市で開催していただくわけですが、今日4月17日は何の日かといいますと、400年前の4月17日、徳川家康公が没した日でございまして、400回忌、今日でございます。静岡市や浜松市や岡崎市では、今日を前後してたくさん400年のお祭りが開催されております。昨日は静岡市に徳川ゆかりの皆さんが、徳川ご宗家はもちろんですが、大勢集まりまして、その中で会場の一角を占めていたのが牧之原の開拓をした方たちでした。徳川幕府が終わったときに慶喜公が駿府へ落ちてきて、旗本直参の皆さんが勝海舟の援助を受けて、牧之原台地に見事な大茶園を拓いていった。その大茶園を先ほど皆さんにはご覧になっていただいたわけです。

そんな素晴らしい光り輝くときに、このマイナビ女子オープン第2局を牧之原市でやっていただく。お茶畑もきらきら輝いていますが、加藤桃子女王、上田初美女流三段、お二人もぴかぴか輝いております。牧之原市政10周年の記念にこの対局が牧之原市で開催していただくことは本当にうれしい。マイナビさまをはじめ、将棋連盟さま、相良支部の方もおいでですけれども、その皆さんのご支援、静岡新聞、中日新聞の東海本社、富士山静岡空港で大盤解説をしますし、小学生のちびっこの大会も開催されますが、富士山静岡空港のご支援、協賛いただいております伊藤園さま、本当にたくさんの皆さんのおかげでこの対局が実現をいたしました。

お二人には全力で勝負をしていただきたいと思います。ここでやったご縁というのは、加藤桃子さんが小学校5年生のときに全国大会で優勝して、お父さんとお母さんと一緒に、私が市長になったばかりでございましたけれども、お見えになった。小学校6年生から、奨励会ということで東京に出て行きました。ちょっと上田さんには悪いかもしれませんが、ぜひそれはそれとして頑張っていただくように期待いたします。


(小杉康男 牧之原市議会議長)

(乾杯)

(牛蒡)

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(株式会社マイナビ・滝口直樹常務取締役)

とにかく御礼を述べさせていただきたいと思います。牧之原市の皆さま、本当にありがとうございます。ご後援いただいております静岡新聞社さま、中日新聞社さま、本当にありがとうございます。協賛いただいております伊藤園さま、本当にありがとうございます。

今日は検分ということで石雲院さんにうかがいまして、本当に歴史を感じさせる荘厳なお寺で、素晴らしい会場をご提供いただきまして本当にありがとうございます。富士山静岡空港さまにもお世話になります。本当にありがとうございます。とにかくたくさん御礼を言いたいなという気持ちでございます。

マイナビ女子オープンは第8期ですが、このタイトル戦はすごい顔合わせになることが多く、今回もインパクトのある顔合わせになりました。主催者としては恵まれているなと思います。加藤女王対上田女流三段ということですが、ご存知の方も多いと思いますが、上田さんは元女王ということで、8回目にして初のリベンジマッチ、女王対決になるんですね。将棋ファンのみならず、広く注目される対局になっているんじゃないかなと思います。期待したいと思います。

ちょっと個人的な話になるんですが、私静岡県の出身でございまして、静岡県人でございます。今は東京に住んでおりますけれども。今日は静岡に久しぶりに来まして、やっぱりいいですね。手前味噌になるのかもしれないですけども、気候がいい、風景がいい、茶畑はこんなに見たのは初めてですが、すごいなあと思いました。食べ物もおいしい。今日は言ってしまいますが、静岡は日本一だなと改めて思いました。日本一の対局が見られるといいなと思っております。お二人には頑張っていただきたいと思います。主催者代表というよりも地元代表という感じですね(笑)。明日は精一杯頑張っていただいて、日本一の対局を見せてください。



(牛蒡)