マイナビBOOKSから、本日の対局立会人を務める加藤一二三九段のムック本が発売中です。つるの剛士さんとの対談や、中原誠十六世名人と勝又清和六段の対談、加藤九段に対する質問コーナーなど盛りだくさんの内容です。加藤九段の名局選では、本局のような、対振り飛車の急戦の名局も取り上げられています。
詳しくは下記ホームページをご覧ください。
https://book.mynavi.jp/ec/products/detail/id=23607
なお、東京・将棋会館で発売されているものは、加藤九段直筆の揮毫が入っています。その話を聞いていた石田四段が「さっそく買って来ちゃいました」。揮毫は何種類かあったようですが、石田四段が選んだのは「直感精読」です。
(八雲)
11時30分頃、本日東京・将棋会館の対局立会人を務める加藤一二三九段が中継室に来訪しました。本局の進行を見て「お、これは。いい将棋を指していますね。私も昔、大山先生(大山康晴十五世名人)と、こういう将棋をよく指していました」と、とても嬉しそうに解説をしてくれました。
「図から考えられるのは、まず▲6七銀ですね。以下△7五銀▲7六歩のときに△7七歩が手筋です。▲同角△7六銀▲同銀△同飛に▲8八角とぶつけてどうか。これが基本的な変化です。他に注意したい筋としては、図で▲5八金左と美濃囲いにすると△6五銀が生じます。以下▲同銀はもちろん△7八飛成、▲同歩も△8八角成▲同飛△7六飛で後手良しになります。それを踏まえますと、図で▲6八金という手も考えられますね。うん、▲6八金が好手だと思います」(加藤九段)
「図から考えられるのは、まず▲6七銀ですね。以下△7五銀▲7六歩のときに△7七歩が手筋です。▲同角△7六銀▲同銀△同飛に▲8八角とぶつけてどうか。これが基本的な変化です。他に注意したい筋としては、図で▲5八金左と美濃囲いにすると△6五銀が生じます。以下▲同銀はもちろん△7八飛成、▲同歩も△8八角成▲同飛△7六飛で後手良しになります。それを踏まえますと、図で▲6八金という手も考えられますね。うん、▲6八金が好手だと思います」(加藤九段)
加藤一二三九段と、本局の新聞解説を務める石田直裕四段。
実戦は、図の局面で室谷女流初段の考慮中に12時10分を回り、昼食休憩に入りました。消費時間は▲室谷1時間28分、△清水42分。対局は13時に再開します。
(八雲)
実戦は、図の局面で室谷女流初段の考慮中に12時10分を回り、昼食休憩に入りました。消費時間は▲室谷1時間28分、△清水42分。対局は13時に再開します。
(八雲)