[将棋]マイナビ女子オープンブログ|将棋情報局

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第6期 >> 本戦2回戦

正念場

2012.12.26

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再開後の一手は△7五歩でした。△7五歩からぱたぱたと指し手が進み、左図の△5二金の局面で西山1級が次の一手を考えています。

後手の金銀が手厚い形でしたが、角打ちの勝負手から先手の銀がさばけ、攻め駒が軽い形になりました。飛角がよく働いています。
後手は金の離れ駒が負担。ここ数手が勝負所で、一気に崩れてしまう危険性もはらんだ局面となっています。

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(対局再開直前の里見女流四冠)

(若葉)

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本局で使用されているのは児玉龍兒師作、錦旗書の盛上駒です。


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(若葉)

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「時間となりました」(大橋三段)

13時、対局が再開されました。
里見女流四冠の手は動かず。考慮が続いています。
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(考え続ける里見女流四冠)

(若葉)

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▲7六同銀の局面で昼食休憩となりました。消費時間は▲西山51分、△里見1時間18分。
対局は13時に再開されます。
(若葉)

第6期 >> 本戦2回戦

勝負手

2012.12.26

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42手目△8六歩に、解説の大石四段は「ほー、難しい......。これは激しい戦いになりそうですね」。里見女流四冠は玉頭から積極的に反発していきました。局面は収まりそうでなかなか収まりません。
左図の44手目△7四銀まで進んで、後手が手厚い形を築きました。棋士室ではこの厚みが大きいとみられています。

「この展開は△8六歩が利いているように見えます。機敏な一手でした。後手の陣形が手厚く見えてきました」(大石四段)
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押さえ込まれてはいけない先手は▲9六角の自陣角を放ちました。序盤の勝負手、といわれています。

「△7三銀には▲7七桂として▲6五桂が銀当たりになります。△7三玉には▲7七銀と上がって△8二飛には▲8八飛でしょうか。▲9六角は序中盤の勝負手ですね」(大石四段)

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(朝の西山1級)

(若葉)