上は▲7七同桂と取った局面。清水女流六段はここで銀を逃げずに△7六歩と打ちました。
「終盤は駒の損得よりスピード」。▲8五桂と銀は取られてしまいますが、△7七金と打って先手玉を薄くできます。
▲7七同金△同歩成▲同玉△5九角が王手飛車取り(変化図)になります。この7六歩の拠点を、先手はなかなか清算することができません。
貞升女流1級は玉を中段に逃げ出し、入玉を見せて勝負に出ました。
(紋蛇)
(西山奨励会2級は2回戦へ進出)
(隣の▲鈴木女流二段-△中村女流二段戦は対局中)
(吟)
101手で石橋女流四段が制し2回戦へ駒を進めた。終局時刻は16時7分、消費時間は▲石橋3時間、△中澤アマ2時間16分。勝った石橋女流四段は2回戦に進出した。
(紋蛇)
140手で西山奨励会2級が制し2回戦へ駒を進めた。終局時刻は16時1分。消費時間は▲熊倉3時間、△西山2時間4分。
(紋蛇)
△2八飛に▲7七玉と立った局面。△6八銀▲6七玉に△3四角が厳しく、「△3四角に合い駒請求が高すぎます。後手が勝勢ですね」と金井五段。
(吟)