[将棋]マイナビ女子オープンブログ|将棋情報局

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114手で里見女流四冠が制し、連勝スタートを決めた。終局は16時59分、消費時間は▲上田3時間0分、△里見2時間44分。

(吟)

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▲4三歩成△同金で図の局面。石田四段の形勢判断は本局はじめて「後手優勢」まで傾いた。先手は飛角銀の働きが弱く、これ以上の厳しい攻めがないとみられている。本譜は図から▲2四歩と手を作りにいったが△8七歩成が厳しそうだ。後手は7筋方面に攻め駒が集中している。両者とも残り時間が少ないため、このまま一気に決着まで突き進む可能性が高い。



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(牛蒡)

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70.gif

70手目の局面。後手が序盤のリードを維持し続けている。「△5五歩(62手目)と押さえてからは後手ペースだと思います。先手はその前に動きを見せたかった」と中村修九段。上田女王は後手玉の薄さをついて反撃したい。


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(対局再開時の上田女王)

(牛蒡)

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58手目の局面。Twitter解説の石田四段は「後手やや有利」から「互角」に形勢判断を戻した。鈴木女流二段は「むしろ先手を持って指してみたい」という。形勢の針は先手側に戻ってきたか。
ちなみに鈴木女流二段は「香奈ちゃんの狙いがわからない」と検討中に何度かもらしている。読み筋が合わないようだ。上田女王はどのように感じているのだろうか。


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(鈴木女流二段)

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(牛蒡)


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52手目の局面。島九段は44対56で後手持ち、中村修九段は48対52で後手持ちという。点数に差はあっても形勢判断は一致している。
図の△3三銀は2四から引き戻した銀。遊び駒を活用しながら7七角のラインを間接的に止めている。渋い手だ。46手目△9四歩も焦りを感じさせない。最近の里見女流四冠は攻めだけではなく、このような落ち着いた手が目立つ。中継室で進行を確認した鈴木女流二段は里見女流四冠の指しまわしについて、「(緩急をつけられると相手は)ペースを乱されてしまうんですよね」と感想を述べている。


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(対局再開時の里見女流四冠)

(牛蒡)