[将棋]マイナビ女子オープンブログ|将棋情報局

将棋情報局

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

大盤解説では、71手目▲5六歩の局面が検討されていました。


14_1.gif
 

murata.jpg

村田女流二段
「▲5六歩に△6二歩は▲2四飛△同歩▲4三角の筋があって、△5一飛に▲6三歩成△同歩▲4二角成でこの進行は先手よしということでした」

kubo.jpg

久保九段
「△6一飛と逃げると▲同角成△同金△4三馬が金銀両取りで厳しい一着になります。△4一飛と打てば両取りは防げますが、受け一方に飛車を打つようでは苦しいですね」

murata.jpg

「ここで上田女王が長考していますね」

kubo.jpg

「指し手が難しいですね。▲4三角に△5三歩と受ける手はあるかもしれませんが」

(若葉)

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関西将棋会館2階の道場では大盤解説会が始まりました。

2メートル四方のマグネット盤を使って、本局の検討と解説が行われています。
解説を担当しているのは立会人でもある久保九段、聞き手は村田女流二段が務めています。

13_1.jpg
(会場は平日にも関わらず満席。熱気に包まれている)

13_2.jpg
(久保九段。羽織袴姿のままで大盤に立っている)

(村田女流二段)

(若葉)

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

12_1.gif

図は14時30分頃の局面です。
玉頭の7筋で始まった戦いが中央に波及し、盤面全体を使った戦いへと進展しました。右辺の歩を突き捨てて味を付け、里見女流四冠は再び左辺の玉頭へと手を戻しました。▲6五桂まで進んで先手の攻め駒は躍動しており、指し手の主張が通った形です。△7二金引には▲7三歩と打つことができます。▲7五歩(53手目)と突き捨てた手がここで生きています。

形勢判断の難しい局面が続いていましたが、現局面は先手よしとみられています。

12_2.jpg
(控え室を訪れた片上大輔六段。「この瞬間は振り飛車が嫌な局面ですね。▲6五桂△6四金は▲8四歩でしょうか。△同歩なら▲5五歩で後手は王手飛車取りのラインがあります」との見解

12_3.jpg
(糸谷六段。「ここは▲7三歩とたたくと思います。(1)△同桂は▲同桂成△同銀▲6五銀と攻めることができます。(2)△6二金寄には▲5六歩として次に▲5五銀を狙うのでしょうか。先手陣は薄いのでまだまだ大変ですが、これまでの指し手に筋を通すことができました」)

(若葉)

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

現地の控え室では、継ぎ盤を作って指し手の検討が行われています。


大盤解説を担当している久保九段と村田女流二段の他、谷川浩司九段や船江恒平五段、糸谷哲郎六段も姿を見せていました。

11_1.jpg

11_2.jpg
(継ぎ盤で使用されているのは関西駒の会所属の修水師の作品である。修水師は昨年、他界されたそうだ。書は水無瀬)

11_3.jpg
(テレビ局の取材を受ける久保九段)

11_4.jpg
(昼食休憩中には室谷女流初段も指し手を研究していた)

(若葉)

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ここで対局者の昼食を紹介します。


上田女王の注文は「山かけそば」。
関西将棋会館の斜め向かいにある「やまがそば」の一品です。

10_2.jpg


里見女流四冠の注文は「うな重」。
JR大阪環状線の福島駅近くにある「ふな定」の一品です。

10_1.jpg

(若葉)