現在、▲５三馬に△６四歩と受けたところ。長谷川の玉が９三にいるのは▲７一角の筋を警戒して早逃げしたためです。先手は１五にいた角を活用するため多くの手数をかけてしまい、その間に上と横の両方から包むように攻めている長谷川がリードしたのではないか、とみられています。後手玉は横から攻められても上に逃げることができるため、まだまだ耐久力があります。

本日は土曜で、関西将棋会館の対局は本局しかないため、棋士室にはなかなか訪れる棋士がいませんでした。
そういった状況で、15時頃に大石直嗣四段が訪れ、モニターを見つめながら本局の形勢について貴重なコメントを頂き、棋士室も盛り上がってきました。

14時30分頃、手数は70手目に突入しました。
両者は持ち時間を半分以上使い、白熱した中盤戦を繰り広げています。
中澤アマは横から集中的に攻め、一方の長谷川アマは玉頭と横とまんべんなく攻める。お互い遊び駒はなく、まだ形勢はいい勝負のようです。

ここまでの消費時間は▲中澤１時間49分、△長谷川１時間44分（持ち時間は各３時間・チェスクロック使用）。



（70手目の局面）


（淡）

本局にはスポンサーが一人（匿名希望）ついており、対局の勝者に懸賞金が贈られます。