図は先手の仕掛けに対して△3四歩▲同飛△3三歩と受けた局面。以下▲2四飛は△2三歩で飛車が助からないため、▲3六飛と引きましたが△2五歩▲同歩で後手の桂得となりました。
控室では「ほぼ純粋な桂得で後手満足の分かれ。先手は動いて行くしかない」と言われています。
(八雲)
じっくりとした駒組みが続いていた本局ですが、先手の石橋女流四段が47手目から▲3五歩△同歩▲1五歩と仕掛けました。ここから激しい戦いになることが予想されます。
(昼食休憩再開時の石橋女流四段)
15時現在の消費時間は▲石橋1時間53分、△室谷2時間17分となっています。
(八雲)
29手目の▲5六歩で穏やかな流れになりました。しばらくは駒組みが続きそうです。
中継室には広瀬章人王位が来訪。中継モニターをじっくりと眺めて見解を聞かせてくれました。
「▲5六歩は5五の銀を動かそうという手で、手堅いですが重いです。どっちに引くのもあります。普通は6四でしょうか。こうなれば振り飛車に不満がないようにも見えます」(広瀬王位)
(八雲)