「序盤の△４四歩が早すぎましたね。最後は△６七金に▲７八金打と打たれてもわかりませんでした」と語った終局直後の上田女流二段。

今、勢いにのっている上田女流二段を相手に最後まで苦しめた関根女流五段。ベテランの存在感を十分にアピールした。

（吟）

116手で上田女流二段が勝ち２回戦進出を決めた。上田女流二段は２回戦で岩根忍女流二段と室田伊緒女流初段の勝者と対戦することとなった。

（吟）

△６七金と上田女流二段が上から抑えた局面。先手としてはほどき難い攻めだが、攻防手があるかどうか。まだまだ難解な終盤戦だ。

（吟）

上田女流二段が△６四金と立った局面。守りの金を力強く出て、玉頭を制圧しにかかった。後手の６・７筋に歩が垂れているのも大きい。

（吟）

本局の関根女流五段は徹底して受ける方針のようだ。▲４四馬や▲３三歩成～▲３四馬もあったが、▲４七銀と引いた。５筋の歩の交換も許さないと言う一手だ。先手からは楽しみな手が多い。

（吟）