10月13日（金）は本戦１回戦の上田初美女流四段－山根ことみ女流二段戦が行われます。
対局場は東京・将棋会館「歩月」で、10時開始。持ち時間は各３時間（チェスクロック使用）。使いきると１手60秒未満の秒読みです。先後は振り駒で決められます。両者はこれまで12局指しており、上田６勝、山根６勝です。
勝者はベスト８入りし、北村桂香女流二段と対戦します。

本局の中継は、棋譜・コメントを八雲、中継ブログを紋蛇が担当します。よろしくお願いいたします。

【棋譜中継ページ】
https://book.mynavi.jp/shogi/mynavi-open/result/17/mynavi202310130101.html



（紋蛇）

（松下女流初段は終始、落ち着いた指し回しが光った）

（岩根女流三段は序盤で十分な態勢を築いたかに見えたが、結果は実らなかった）




以上で本局の中継を終了いたします。ご観戦いただき、ありがとうございました。

（玉響）

90手で松下女流初段の勝ちとなりました。終局時刻は16時35分。消費時間は、☗岩根３時間０分、☖松下２時間49分。勝った松下女流初段は、次戦で加藤桃子女流四段と対戦します。

（玉響）

第１図は15時30分頃の局面。後手はしばらく面倒を見る展開でしたが、ここで△２五銀▲同金に△６六桂（第２図）が本丸に迫る待望の反撃です。６四桂の応援も控えているので、攻めの厚みは相当なもの。松下女流初段がうまく立ち回り、ペースを握ったと思われます。


（松下女流初段）

（玉響）

時刻は14時30分を回りました。図は後手が３五の歩を３六に伸ばした局面。岩根女流三段はここで40分以上、手を止めています。▲４五銀のぶつけは△３七歩成が飛車取りで厳しいため、先手が直線的に攻めるのは難しい状況といえます。かといって、▲３八歩は△２四歩から桂を捕獲されて失敗は明らかです。岩根女流三段は、この場面をどう切り抜けるのでしょうか。


（岩根女流三段）

（玉響）